いまさらカウンタック(その2)

ランボルギーニのチーフエンジニアとなった天才パオロ・スタンツァーニ
当時の最新の技術を取り入れて行き、
当時、モデナでは馬車時代から専門業者があったこともあり
鋼管フレームが主流だったのだが(フェラーリは1989年の412まで鋼管フレーム)
ウラッコでアウタースキンまで溶接一体化した近代的なモノコックにしてしまう!

そんなパオロスタンツァーニと奇才マルチェロ・ガンディーニ
が挑んだカウンタックでいくつかの誤算が・・・

1971年に発表したプロトタイプLP500ももちろん鋼板モノコックを取り入れるのだが
あまりにも凝った構造ゆえ、重量がかさんだのと手間が掛かりすぎるため
市販のLP400では、モノコック部分を細い鋼管をトラス構造を基本に緻密に組み上げ、
結果あの独特のオーバークオリティの工芸品のようなフレーム構造になってしまたのだ!

もう一つ誤算が!高速走行時のリフトだ!
リアにあるラジエターから入った空気がエンジン・コンパートメントに溜まって
車体を浮き上がらせるという説もあるが、
スタンツァーニの話では、根本の原因はボディ形状自体を
あまりにも綺麗な翼断面形状にしたためだという。

当時はまだ風洞がなく、揚力の観察が難しい中
実走テストで空気の流れを整えていったので余計に
翼断面効果を生んでしまってということらしい。

しかし、そんな誤算の結果カウンタックは
高剛性の工芸品のようなフレームと
あの美しいボディを手に入れることになったのだが・・・

やはり納得のいかなかったのは
パオロスタンツァーニとマルチェロ・ガンディーニの二人だろう。
ある車でリベンジをはたそうとするのだが・・・
それは、また別の話・・・

LP400.jpg
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いまさらカウンタック(その1)

カウンタックに関しては書籍もあふれているし・・・
いまさら?だが、やはりここから話して行かないと始まらないので
少しお付き合いいただきたい。

カウンタックはなぜ別格か・・・見た目でしょ!!
実際大人になって十数年ぶりに実車を見た時に
エッッ!!LP400ってこんな小さいの!12気筒積んで!!
シンプルで美しいデザインだから余計小さく見える・・・
とあらためて驚いたのだが、さて、ここでパッケージングがどうこういう話は
聞き飽きてると思うので割愛して・・・

作った人達のお話に、やっぱり作った人達が凄いんです!!

デザイナーは、ご存知当時ベルトーネのマルチェロ・ガンディーニ!!

そして設計はパオロ・スタンツァーニなのだが、
この方、とんでもない人なのだ!

1966年にフェルッチオ・ランボルギーニが
「自動車部門は、儲からないからやめる」
と言い出してとき社員が抗議したら、スタンツァーニお呼び出し
「君が会社の全業務を取り仕切って動かすなら、社を存続する」
と30歳にも満たないスタンツァーニに丸投げしたのだ!!

しかもスタンツァーニそれを承諾して
経営・製造・開発・販売に宣伝広告からカタログ製作まで統括しながら
その合間で車輌設計をやっていたというから、ドンだけ凄いんですか?!

ちなみに66年当時のチーフエンジニアはジャンパオロ・ダラーラで
スタンツァーニがチーフエンジニアとなり手掛けたのは
1970年11月のトリノショーで登場した"ウラッコP250"あたりからなのだが、
なんと!そんな忙しい最中の70年の7月からカウンタックの基本設計は始まり
わずか4ヶ月終わらせると12月にはプロトタイプLP500の製作に取り掛かり
4ヵ月後の71年3月、ジュネーブショー・ベルトーネのブースでお披露目となる!!

LP500.jpg

つづく

スーパーカーって??

スーパーカーカード

そもそも「スーパーカーって何?」

高性能ミッドシップロードカーでエンジンはV6以上!!なんてイメージを持ってる人も多いかも。

70年代起こったスーパーカーブーム、当時の子供だった私の周りでは、
コルベット・カマロ・トランザムなどアメ車もBMW2002ターボも
なんかスゴそうな車はみんなスーパーカーだったような。

今では、ヨーロッパの大排気量スーパースポーツカーをエキゾチックカーなんて呼んだり
GT-Rやインプレッサ、ランエボも海外の方にとってはスーパーカーであったりと
スーパーカーの定義は人それぞれである!

それでは子供の頃、私にとって好きなスーパーカーとは、と言われれば、
ミウラでも365GT4BBでもなく、
「ランボルギーニ カウンタックLP400とランチア ストラトス!!」
と即答していた!!
多くの人にとってもスーパーカーの中心の1台はと言えば
やはり"カウンタック"なのではないだろうか?
(原語の発音をカタカナにすると"クンタッシュ"なのだが…もうそこはつっこまないでツッコまないで!)

と言うわけでSMP24のスーパーカー模型化計画はどこへ向かっていくか・・・

スーパーカーの中心にカウンタック置いた時に
それに影響を与えた車や、影響を受けた車を
デザイナー・エンジニア・メーカー・時代背景など色々な視点で
高性能ミッドシップロードカーに限らず、
FRのGTカー・小型スポーツカー、時にはショーカー、
進化の過程で消えていったプロトタイプまで
超個人的な見解と妄想で縦横無尽に枝葉を伸ばし、
"エッッ!!そんなモノも?!”まで
1/24でキット化して行こうと計画しています。

さて次の1台は・・・



リンク紹介"ゲーテル。のリアル・フィギュア造型日記"

今回ブログ立ち上げにあたりタイトルバックの
SMP24 1/24ナヴァホの完成品画像を使用させて頂いた。
リアルフィギュア原型師のゲーテル氏のブログ
"ゲーテル。のリアル・フィギュア造型日記"
と相互リンクさせて頂きました。

ジャンルは違えど同じくキット原型製作から販売、完成品まで(自分は完成品作れないけど…)
活躍されてるプライベートディーラーさんです。
拘りの手原型で作られるリアルフィギュアの世界、ぜひご覧頂ければと思います。

SMP24への温かい応援の記事も上げて頂き本当に感謝しております。
"ゲーテル。のリアル・フィギュア造型日記"はこちらから

navajo_完成品

はじめまして

はじめまして、TAKAと申します。
"SMP24”というブランド名でカーモデルのガレージキットを専業で制作しています。

SMP24(Supercar modeling project 24)とは、
今まで1/24でキットに恵まれなかったスーパーカーを全て(?)キット化するという、
荒唐無稽な目標を掲げた計画です。

あまりに無謀な計画で現在一時キット製作は休止中ですが、
また再始動に向け少しずつ動き始めたところです。

スーパーカー・模型、これまでのキットとこれからのキットについても
書いていこうと思いますので、よろしくお願いします!!

Ghibli_kamsin
プロフィール

SMP24@TAKA

Author:SMP24@TAKA
車模型師
SMP24というブランド名で1/24の
スーパーカーのガレージキットを
製作しています。
以前はガレージキットメーカーで
3D設計をしてました。
趣味はロードバイク

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